|
本日(7/22)発売の「週刊エコノミスト」と言う経済専門誌が「変貌する音楽産業」を特集している。 この号に私も拙文を寄せています。 私に与えられたテーマは「変貌する音楽産業」に対して音楽教育の最高学府である音楽大学の対応は? ということで、「音大改革」について書きました。 従って、音大側について文字数を費やしているんですが、最後の箇所で音楽産業界から音大へのアプローチの例について触れています。 それが「音大生限定のスカウトオーディション」。 ほんとはここね、最初の原稿ではボリュームあったんです。(笑) 例によって、文字数という縛りから、ごっそりカットされてしまいましたぁ。 そこで、もったいないから、取材で伺った興味深い点を、少しここで紹介しましょう。 お話を伺ったのは、この音大生限定のオーディションの企画・運営に携られたEMIエンタテインメント・ジャパンの重野知央プロデューサー。 氏は以前、EMIのクラシック部門の制作ディレクターとして、アルゲリッチや千住真理子を担当されていたとのこと。 そんな折から当時、東京芸大の学生や教員の方々と知り合い、芸大生の就職の難しさを聞いて、音大生に興味をもってくれました。 それでなんと! アーティストや作曲家、編曲家、そして音楽業界で働ける人材を音大から発掘しようと考えられ、「卒業後に1人でも2人でも業界に入れるきっかけを作ってあげたい」という思いから、会社を説得して「音大生限定のオーディション」を企画・実現されたのです。(06年と07年の計2回実施されたこの企画は現在、EMIの組織変更等の諸事情もあって行われていませんのでご注意ください。) オーディションから2人のミュージシャンと2人をスタッフの計4人を音楽産業界にデビューさせることに成功し、その中には、今年6月にメジャーデビューを果たしたピアニストの天平(TENPEI)がいます。 天平は大阪芸術大学出身で、自ら作曲したオリジナル曲を卓越したテクニックと音楽性で演奏するピアニスト。 見た目も経歴もワイルドな個性が注目され、既に新聞、テレビ、雑誌などに広く取り上げられています。 そういえば先月の「受験生の夏」特集があった「月刊ショパン」の表紙を飾っていたのが彼でしたね。 重野氏は「音楽の基礎理論と基礎テクニックがある学生の創造性を刺激したかった」ともおっしゃっていて、これってうれしいよね。 商業音楽の中心であるロックやポップスの世界はテクノロジーの発達によって生演奏ができなくてもそれなりのクオリティのものを作れる時代になってしまった。だからこそ、音楽をきちんと勉強していて、自分で演奏もこなせる音大生たちをブラッシュアップしたい気持ちがあったというのです。 ディレクターならではの目線だなって気がしました。 もうこの音大生限定オーディションは開催されていないけれども、音大生には継続して興味を持ってくださっているとのことなので、問い合わせされたい人がいましたら、GO-ONDAIへご連絡くださいね。 音大、音大生、音楽産業界との関係作りができて行くことを、GO-ONDAIも目指しています。 ●「たすけあい投稿らんhttp://www.go-ondai.net/」に投稿してね! ●このブログの感想を送る。 |
| << 前記事(2008/07/18) | トップへ | 後記事(2008/07/31)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/07/18) | トップへ | 後記事(2008/07/31)>> |